VTVジャパン テレビ会議教科書

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6. メディア符号化

 本章では,テレビ会議に使われる音声,映像,データのメディア情報がいかにして圧縮符号化されるか,主にその仕組みを説明します.ここで音声メディアは会議参加者の発する言葉を伝え,映像メディアは会議参加者の様子を伝えます.データメディアはそれ以外の会議に必要な情報を扱う位置づけで,音声メディア,映像メディアと同時に利用者に呈示されます.
 音声と映像は原信号がアナログですので,それをディジタル信号に変換するところから圧縮符号化が始まります.これに対しデータメディアはPCで作られたファイルのように,もともとディジタル情報の場合が普通で,圧縮して送られる場合もあればそのままで送られる場合もあります.
 メディア符号化は,テレビ会議で利用するネットワークの帯域幅(ビットレート)とサービス品質を決めることから,テレビ会議システムを特徴付ける中核的な構成要素と言えます.

 この章は次の節から成っています.

 また次のコラムを設けました.