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 この章では,まず本書の主題であるテレビ会議とそれに先行したテレビ電話について,サービス・コンセプトを説明します.両者は相手の姿を見ながら対話するリアルタイムの双方向通信サービスで,実現するシステムも同じですが,使われ方の面でテレビ会議は複数対複数の対話に,テレビ電話は一人対一人の対話に重きがあります.
 次に1930年来の開発の歴史を振り返ります.電話に始まりテレビ電話へ,テレビ電話が期待したようには受け入れられず,その技術応用としてテレビ会議に移っていった流れです.音声・映像の信号処理とネットワークの両面で,1980年代半ばにアナログからディジタルへの技術革新があり,テレビ会議のサービスがやっと現実的となりました.現在では,テレビ会議はビジネスの有用な手段として広く受け入れられています.産業規模としてどのくらいの大きさかについて触れます.
 最後に,少し視野を広げて,マルチメディア通信サービス全体の中でテレビ電話,テレビ会議はどのように位置づけられるか,説明します.
 この章は次のように構成されています.

  2.1 テレビ電話とは
  2.2 テレビ会議とは
  2.3 開発の歴史
  2.4 テレビ会議の産業規模
  2.5 マルチメディア通信とオーディオビジュアル通信

 また次の二つのコラムを設けました.

  コラム2-1 首相官邸・自民党本部間テレビ電話
  コラム2-2 テレビ会議対テレプレゼンス

 

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