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 テレビ会議システムはビジネスのツールとして受け入れられ,企業や団体に普及しつつあります.その産業規模はどのくらいでしょうか.米国のテレビ会議,ウェブ会議,ユニファイド・コミュニケーションに関する調査会社Wainhouse Research社の発表では,世界市場でテレビ会議端末の2011年の年間売り上げが2,100億円,端末台数は30万台とされています[2-67].その他に,MCU (Multipoint Control Unit)やゲートキーパなどインフラ機器と総称される装置の売り上げが750億円とされています.合わせて2,850億円がテレビ会議の産業規模ということになります.調査結果ですので0.5〜2倍の誤差はあるかもしれませんが,桁が違うことはないでしょう.
 この額は,日本の企業の売り上げでは,近鉄百貨店,大正製薬ホールディングス,シチズンホールディングス各1社の実績相当です.従ってテレビ会議はまだまだニッチ市場(niche market)と言わざるを得ません.ただし,再びWainhouse Research社の発表[2-67]によれば,テレビ会議端末の売上額では2003年頃から,端末台数では1997年以降,右肩上がりの成長を見せていますので,今後の成長が期待できる産業と言えます.

 

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