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 テレビ電話,テレビ会議は広くはマルチメディア通信の一部です.その中で,どのように位置づけられるかを確認しておきましょう.
 マルチメディア通信全体を,二つの軸で捉えます.一つは,マルチメディア情報の流れが会話形(双方向)か非会話形(片方向)かです.ここで着目しているのはあくまでマルチメディアの情報で,これを制御する情報は双方向に流れる場合もあります.もう一つは,リアルタイム通信であるか否かです.基本的には,リアルタイム通信は情報が発生と同時に消費される通信,非リアルタイム通信は発生された情報が暫く蓄えられ,場合によっては加工されて,後刻消費される通信です.

 

図2-21 マルチメディア通信の中のオーディオビジュアル通信

マルチメディア通信を,マルチメディア情報の流れが会話形か否か,リアルタイムか否か,で4グループに分類しています.本書の主題であるテレビ会議は第1象限(会話形かつリアルタイムの通信)に属し,オーディイオビジュアル通信と総称されます.

 

 図2-21は,多様なマルチメディア通信が二軸で分けられた4象限のどこに位置づけられるかを示しています.本書の主題であるテレビ会議は,会話形でリアルタイムの通信として第1象限に位置します.ここに属するマルチメディア通信はオーディオビジュアル(audiovisual)通信と総称され,テレビ電話や遠隔講義なども含まれます.第2象限は,会話形で非リアルタイムの通信を表し,写真やビデオを交えたマルチメディア・メールに代表されます.第3象限は非会話形で非リアルタイムの通信を表し,ウェブによるマルチメディア情報の検索,提供が代表例で,YouTubeのような動画共有サービスもこのグループに属します.第4象限は非会話形でリアルタイムの通信を表し,テレビジョン放送が典型的な例です.

 

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