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 テレビ会議とそれに先行したテレビ電話は,サービス的にもシステム的にも非常に近い関係にあることから,両者を合わせた開発の歴史を図2-5に示します.

 

図2-5 テレビ電話,テレビ会議開発の歩み

テレビジョン技術が誕生してテレビ電話に適用された1930年以降の主なできごとです.1980年代半ばに起きたアナログからディジタルへの変革が,テレビ電話,テレビ会議の実用的なシステム構築を可能にしました.現在では,その後の圧縮符号化技術とネットワーク広帯域化の進展に支えられ,高品質なサービスが広く利用できるようになっています.

 

 テレビ電話,テレビ会議は電話(音声メディア)とテレビジョン(映像メディア)が融合した通信であることから,その歴史は1920年代にテレビジョン技術が登場し1930年に米国でテレビ電話の実験が行われたことに始まります.
 しかし,サービスの普及に必要とされる音声・映像機器と広帯域ネットワーク双方において,テレビ会議が実用的になったのはやっと1980年代後半になってからです.従って85年ほどの歴史のうち大きく動いたのは最近の25年余りということになります.
 音声,映像に関わる通信技術の流れは,1980年代半ばにアナログからディジタルへと大きく変わりました.音声,映像の信号は今でもアナログではありますが,端末装置の中で圧縮符号化などの信号処理が行われ,ネットワークにディジタル信号として受け渡されるようになったのが1980年代半ばです.一方,公衆電話ネットワークの内部はそれより早くディジタル化されていましたが,電話局から利用者宅の間の加入者線がディジタル化され,端末・端末間でディジタル伝送が可能になったのも1980年代半ばです.アナログからディジタルへの変革が,経済的で安定したテレビ会議を可能にしました.
 以下,図2-5の各項目について説明します.

 

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